住まい百貨店ではシステムキッチンが最も人気が高く、売れている商品です。
そのシステムキッチンのレンジフードを見ると、煙を吸い込む場所にパネルが1枚付いているフードがありますよね。通常のフードは金属製のグリスフィルターが2枚か3枚見えるところです。
あれ、何だと思いますか?
何のために付いているのでしょうか?
実は整流板という名前の意味の通り、流れを整える板なのです。
そのままじゃないですか!とつっこみがありそうですが、これが答え。
調理において煙がフードに上がったところで、この整流板にあたり、面に沿って周りに煙が流れフードに吸い込まれていく、というようになってます。
こんな板など無くして、従来のグリスフィルターだけのほうが、ダイレクトに煙を集められるのではないかと思われますが、実は違うのです。
大量の煙などは特にそうなのですが、フィルターにあたり、跳ね返ってしまい、フード本体の外に出てしまいます。
この整流板があると、整流板にあたった煙は周りへ流れます。
フードと整流板の間には、少しの隙間が板の周りにあり、煙はここから吸い込まれます。
この少しの隙間がキーポイントです。
窓を少しだけ開けると、勢いよく風が流れると言う経験があると思いますが、この原理がこのフードに付いてます。
隙間風現象と言いますが、これにより排気効率が良くなっているわけです。
一見じゃまに思える整流板があることにより、排気効率がグンと上がっているということです。
さらにフードの外に逃げた煙も、フード本体の外側に付いた吸い込み口から排気するので完璧です。