施主支給の老舗住まい百貨店で取り扱っているシステムキッチンは、毎年各メーカーが、あらゆる知恵を絞って商品開発をしておりますが、その開発はとても大きな事から、小さな事まで様々です。
今回は小さなことですが、シンクの排水口の位置についてです。
一昔前は各メーカーともジャンボシンクと言われる横長の大きなシンクが主流でした。
なんと幅が1200mmもあったのです。
最近ではキッチンカウンターの奥行きが、平均して50mm増えたので、シンク自体も奥行きを出すようなデザインになりました。
幅を縮め、奥行き寸法を増やしました。
幅を縮めたことによりカウンター面が広がったという使い勝手が上がりました。
さらに奥行きが広くなったので、大きな中華鍋や、寿司桶のような大きな物を、傾けないでシンクの置いて洗えるようになりました。
この二つの効果は毎日のキッチン作業において、大変効果的なことになりました。
ただひとつ問題は、大きなお鍋や桶等をシンクにドン、と置いた場合、排水口を塞いでしまい、排水ができずシンク内に水が溜まってしまう、という問題が起きます。
そこで考えたのが、排水口の位置も、奥行きが深くなった分奥に移動してしまいましょう!ということになりました。
その結果、鍋底で排水口が塞いでしまう、という現象がなくなりました。
さらには、排水口を奥に移動したことにより、シンク下のキャビネット内の配水管も奥に移動することになり、収納効率が上がったという、一石二鳥状態になりました。
現在では最新のシステムキッチンでは主流になりましたが、この奥にある排水口は、シンク内を洗った時に、水を何回もかけて洗剤の泡を流すようなことも無くなり、シンク内の勾配などにより、ほんの数回水を流すだけで、すっかり泡は流れる、ということにもなってます。
たかが排水口の位置ですが、結果的にはすごく大きな意味のある開発に繋がっているわけです。
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